自分として生きること


イギリスのシンガーソングライター、サムスミスをご存知でしょうか?

昨シーズンの秋冬、心身共に落ちることが多く、
何もできずに途方に暮れながら、家に籠ったまま
一日が終わることも多かった私にとって、
いつの間にか、彼の歌声はとても大きな癒しの存在になっていました。

なかなか寝付けない日などにも、iPhoneで聴いていたり、
車の中で運転しながら聴くことも多くて。
優しく澄んだ歌声は、私の子守唄の代わりのようでした。


そんな私の、親代わり(?)を務めてくれたサムスミスの日本公演を知った私は、
ドキドキしながら自分が行きたいことを家族に伝えたら、
オッケー行ってこーい!
と、快い返事を貰ったので、わいのわいのとチケットを予約し、
そして先週、なんやかんやで結局家族で観に行ってきました。


本当に久しぶりのライブ!
ステージ上の彼は、やはり素敵な歌声を届けてくれました。
音楽と歌声に身を委ねていたら、
身体中からじんわり広がるあたたかな感覚ともに、
涙が溢れそうになっていました。

好きなアーティストと共に過ごす時間は、勿論嬉しいことですが、
それ以上に、彼の、精一杯の、生きることの表現に触れて、
私の心の奥底が震えたのだと感じました。

彼は、ゲイであることを公表しています。
ピンスポットライトに照らされ、たった一人、ステージに立つ彼の姿。
公表することに大きな葛藤があったのは想像に難くないけれど、
それでも自分のアイデンティティを
力強く表現していく彼の人生に対する姿勢は、
今の私にとって、本当に大きな大きな勇気になっています。


今までの私は、自分にも、周りにも、
色々なことを、ごまかし、隠し、上辺だけを取り繕いながら生きてきました。
でももう、その生き方にはほとほと嫌気がさしてしまいました。
だって、自分の内側はいつもいつも苦しく、自分も周りの人達をも許せず、
怒りを溜めてイライラとしていて。
そんな生き方自体が、自分で自分を苦しめていた事に気がついたから。

・・・

私は、タダヨガプロジェクトに参加してから、
自分の人生に対しての姿勢や在り方をどう表現するか、
模索し続けています。
答えはすぐには見つからないし、
多分、これからもずーっと探し続けることなのだろうと思います。

でも、「いま」を観てくれている仲間がいること、
応援してくれている人がいること、
自分がそのことにハッと気がつく度に、
おぉ、そうだった、と自分の手のひらをじっと見るような
そんな毎日を過ごしています。


余談
先日の公演でも本人が言っていたけれど、彼の曲は失恋の歌詞が本当に多い(笑)。
でも、どっぷりと悲しみを悲しみのまま受け止める彼の強さにはある意味漢気さえ感じる。
あんなに乙女で可愛らしいのにね♡


azusa