逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ! ←逃げてください。


闘争、あるいは逃走という選択。
生物の基本的な戦略は、心地よい場所に留まり、危険な場所からは逃げるというもの。
危険な場所に留まり、心地よい場所から逃げていたのでは、生き残ることはできないのは当たり前ですね。

ただ、この原理原則を知らず知らずのうちに犯しているのが我々、人間です。

ストレスに耐え忍び、やがては病んでしまうというのは日本人に典型的に多い。

「過労死」は、”karoshi”として英語辞書にも載っているほど。驚くべき事です。
ストレスはそこに留まっていては危ないとして体が発している反応ですから、

その状況に留まる事が体 にとって良い訳はありません。
もし、病気や痛み(体に限らず、心も)が現れているのであれば、生物的な基本的戦略「逃走」も選択肢に入れておいた方がよいでしょう。

仮に、あなたの心地よい場所が侵されてしまうようであれば、時には闘争も必要かもしれませんが。


さて、無理をする事が美徳とされる昭和の価値観は、平成までで終わりにしておきましょう。
これは人口が増えていく時代の考え方です。

なぜかというと、日本は戦後第二次産業いわゆる製造業によって発展した社会です。
頑張れば報われた時代。つまり多く作れば買う人が多くいた時代の考え方なのです。

それから社会構造は大きく変わり、 平成はデフレの時代。
多く作っても買う人は減っていくばかり。

大量消費を謳歌していた「モノ」の時代から精神的な質を求める「コト」の時代となったと言われて久しいですね。

つまり、頑張ったり、無理をしたら報われるという時代でもなくなっているのが現実です。

過去の価値観を土台としてこの社会ができてるのは確かにそうですが、
いかにして他人が作った価値観から脱却して、自分の価値観を築くかということが重要なのです。


とは言っても、何もしないでいいという訳でもありません。

必要なのは、他人が作った幻想を見抜くということ。
その罠から抜け出すことが大切なのです 。


正常性バイアスという言葉が示しているように、危機的状況に直面しても「自分は大丈夫」と人は思いがちです。
それは災害時だけではなく、日常生活においても陥る可能性の高い状況ではないでしょうか。

社会的な構造の変化によって、これから日本は大きな転換点を迎えようとしています。

しかし、このまま多くの人は正常性バイアスの状態のもと、茹でガエルになってしまうでしょう。
(実際には茹で上がる前にカエルは逃げ出すらしい)

適温である時間は限られています。


脱出までに残された時間はあと僅か。



まーち